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五十肩・けんしょう炎

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五十肩とは?

「腕が上がらない」「肩が痛くて目が覚める」「背中が洗えない」なんでも五十肩で片付けていませんか?
五十肩にはその発症前にすでに原因があります。最も多い原因は「腱板周囲炎」と言う、肩関節の運動を担っている筋肉や腱の炎症です。

まずはレントゲンで関節の変形や石灰沈着がないか、また必要に応じて超音波診断装置(関節エコー)で腱板の状態を確認します。湿布やリハビリだけで良いのか、関節への注射が必要なのか、MRI等の更に詳しい検査が必要なのか判断し、早期診断することで五十肩は治療するだけでなく予防することもできるのです。

ばね指とは?

親指の第1関節(IP関節)や、他の指では第2関節(PIP関節)が伸ばしにくく曲がったままになる腱鞘炎のことを「ばね指」と言います。特徴は動きにくい関節が原因ではなく、指の付け根、手のひら側の腱鞘炎が原因であることです。症状から診断は簡単ですが、必要に応じて超音波診断装置(関節エコー)で腱や腱鞘の状態を確認します。

治療は腱鞘内に直接注射をすることでほとんどの場合治ります。再発を繰り返す場合のみ手術をお勧めしています。

手首と肘の腱鞘炎は?

「親指から手首の外側まで痛くて動かしにくい。」「ペットボトルが開けない。」親指の腱鞘炎で特徴的な症状です。「下に置いたカバンを持ち上げると肘の外側が痛む。」「肘の外側が痛んでテニスのラケット・ゴルフクラブが握れない」手首を返す筋肉の腱鞘炎で特徴的な症状です。

ともに診断は簡単ですが、必要に応じて超音波診断装置(関節エコー)で腱や腱鞘の状態を確認します。治療は腱鞘内に直接注射をすることでほとんどの場合治ります。

関節エコー検査について

関節エコー検査器械

当院では診察室に関節エコー検査器械を設置し、必要に応じて活用しています。

一般にレントゲン検査では骨などの石灰化した構造しか確認することはできません。またMRI検査では、筋肉や腱、神経などのレントゲン検査では写らない組織の状態を詳しく観察することができますが、静止画像しか確認できません。

たとえば肩の腱板再建手術が必要か否かの最終判断にはMRI検査が必要ですが、肩を動かしながら腱板周囲の炎症部位を見つけ出すためには関節エコー検査が役立ちます。

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